出逢った人々

2014年12月15日

e21cbf92.jpg以前、
砂町銀座商店街を散歩したときの
ブログに少しだけ紹介した

鶏肉と惣菜の店「鳥平」

のことを再度書いてみたいと思います

最近、
この店を再訪する機会があったのですが
そこで目撃することになった
親父さんの客への対応についてです

焼き鳥を買いにきていた女性が
食べ終わった焼だんごの串を
持っているのを見つけるやいなや
他にいるお客さんの注文を聞く前に

「危ないからね~」

と言い終わるか終わらぬかのうちに
さっと串を女性から取り上げて奥まで
さっと駆け足で捨ててきたのです

機敏な動きに、待っている他のお客さんが
何も気にしていないのがわかりましたし、
考えることなく瞬時にこのようなことが
出来る親父さんに私は驚き、かつ
大変感心してしまいました

なじみでご贔屓らしい男性客に訊ねると

「 砂銀の焼鳥屋で一番いい店、
  他の店のは食えないよ 」

と両手をあげて絶賛していましたが、
それを聞いても親父さんは

「(人にはそれぞれ)好みがありますからね~」

と穏やかに微笑みながら謙虚な態度を
くずしません

どんな商売をしていても
どんな仕事をしていても、
何気ない所作や言葉遣いや客対応に
人の本当の姿や心は伝わるものだと
痛感し、親父さんのようでありたいと
切に願った次第です

そういえば、前回に会ったとき同様に
親父さんは仏様のような柔和な顔で
それで私はこの店に立ち寄ったことを
思い出しました


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2014年12月11日

89f0b712.jpgもう何十年と通い続けている居酒屋が
さんまの目黒にあります

毎年、師走の気ぜわしい時期になると
年末のご挨拶に行かねばという勝手な
理由をつけては必ず出かけます

今年も“ご挨拶”を兼ねて暖簾をくぐって
飲んで食べて愉快に馬鹿話をして
盛り上がってきました

客は好きなときに来るだけで能天気な
ものだけれど店はそうはいかない
水商売は本当に大変なのにこの店は
いつも明るく愛嬌たっぷりで心から
歓迎してくれるから居心地がいいのです

女将さんと一緒にもう何年も調理場に
立つ長男の嫁が今ではすっかり立派な
若女将に成長したのも嬉しい限り

今回は酒好きな女将さんと若女将と
ただ一人下戸の息子さんの話を聞いて
面白かった

三人で食事に行っても女将さん若女将が
美味そうに酒を飲んでいるのがどうも
気に入らない息子、それを見ながら女将さんが

「 この息子(こ)、お酒飲めないのよ 」

と店の人に今までは釈明していたそうです

しかし最近になって、
男として複雑な気持ちになった息子が
不機嫌になっていたのにハタと気づいた
女将さん、

「 この息子(こ)は、帰りに
運転してもらうからお酒飲めないのよ 」

と言い訳して酒を飲むようにしたそうです

これが功を奏したのか息子さんも
二人の酒豪に辛抱強く機嫌よく
付き合ってくれるようになったそうです

“丸い卵も切り様で四角”

めでたし!めでたし!


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

追記:

宅配便の仕事をしている息子さんを
私も見かけたことがありますが
亡くなった、店の花板のご主人と
雰囲気もそっくりで下戸なのところも同じ!

女将さん、若女将の二代続いての
“天下”が続きそうです


2014年11月16日

deedf33f.jpg“ They say there's a tree in the forest
  A tree that will give you a sign
  Come along with me to the sweetheart tree
  Come and carve your name next to mine

  They say if you kiss the right sweetheart
  The one you've been waiting for
  Big blossoms of white will burst into sight
  And your love will be true evermore ”



先月末、身体が動かせないで横になったまま
本を読むことも出来ずに退屈していたとき
たまたまTVで再放映された懐かしの映画

『グレートレース』(1965年)

を観ることができました

ナタリー・ウッドとトニー・カーティス主演の
ニューヨークからパリまでの自動車レースで
主人公と間抜けな悪役がドタバタ劇を展開し
て最後にパリにゴールインはしますが。。。

というストーリーです

森のなかでナタリーがギターを弾きながら歌う

「The Sweetheart Tree」

は当時ワクワクしながら聴いた歌です

不思議にも映像まではっきり覚えている
私にとってはとても懐かしいメロディー
今聴き直しても素朴に幸せになれます

うん十年前の思春期を思い出して
動かぬ身体が幾分軽くなった気がします


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2014年11月07日

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「 あるほどの
  菊抛げ入れよ
  棺の中 」
     (夏目漱石)


ご近所の花咲爺は一年中季節の花を
育てては咲かせるのに大忙し、大楽しです

用があるときにもないときも花咲爺の庭を
ひと目眺めるために遠回りしてでも年中
私は立ち寄ることにしてます

今はもちろん菊満開の季節です

私にはどうしたらこんなに見事な花を
咲かせることが出来るのか皆目分かりませんが
とてつもなく大変だろうことだけは分かります

自分に出来ないことをいとも容易く
やり遂げる人には素直に心より脱帽です

花咲爺さん、
いつもありがとうございます!


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

追記:

冒頭の俳句は、短歌を愛した大塚楠緒子という
女性へ病中の漱石が捧げた追悼吟です

漱石の慟哭する様が見えます


2014年11月01日

9d19b51b.jpgもう先月のことになりましたが、
池原太郎さんがやっているうどん屋に
久しぶりに立ち寄ってきました

カウンターだけのこじんまりした店で
その晩は年齢的には30代そこそこの男女が
陣取ってタローさんと親しげに話しながら
飲んで食べていました

店の名前にある通り機械を一切使わず
手(と足)作りでうどんにこだわっているのは
食べれてみればすぐにわかります

私がこの店が気に入っているのは
タローさんの人柄がほんわかとしていて
不思議にくつろげるところにもあります

同世代、その前後のお客さんが大勢
店に集まるのもそのせいではなかろうかと
思っています

この晩は

○ ダバダ火振ローゼ(600円)

○ 味噌おでん盛り合わせ(650円)
(大根、豆腐、昆布、こんにゃく、糸こんにゃく、牛すじ)

○ 鳴門金時(600円)

最後は仕上げに

○ 釜あげうどん(500円)

を食してきました

隣りの若者が注文して美味いですよ
と教えてくれた「たまぶくろ」、
玉子を油あげに包んだもので、
ついにゃっとしてしまう愛嬌ある品を
次回は注文して食べてみようと思っています

ご馳走さまでした


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで