2014年12月17日

e7b51990.jpg
511a73f2.jpg
冬らしい寒さのなか、
今年最後の八起寄席に行ってきました
常連さんが30人ほど集まっての会です

今回は
若手柳亭小痴楽と古今亭文菊の出演
小痴楽が「風呂敷」と「大工調べ」を
文菊が「二番煎じ」を高座にかけました

「二番煎じ」が今の季節にぴったりで
色気ある文菊の芸もあって秀逸!

私たちの暮らしの中からはもうすっかり
姿を消して今は見ることのない懐かしい
鳴子、金棒、拍子木、提灯が登場します

厳しい寒さのなか、

「 火の用心、互いに火の元、気をつけましょ 」

と声をかけながら町内をまわる旦那衆の
寒さに震える仕草といい、番小屋に戻って
隠し持ってきた瓢(ふくべ)の酒を燗にして、
ネギ、味噌で作るしし鍋を食す表情といい、
しんしんと冷え込む冬の寒さを知る旦那衆
ならではの遊び心や喜びが文菊の噺から
伝わってきてたまらなく良かった

見回りに来て“煎じ薬”を飲む
同心(役人)も同じ穴の狢だというのも愉快

それに比べ現代人の私たちは、
あまりにも快適な空間を作り上げたため、
旦那衆が味わっている深い喜びを
体感実感できなくなってしまい薄っぺらで
かえって不幸な気が私にはします

多少寒かろうが暖房など入れずに暮らす
それが真っ当なのではと天の邪鬼の私は
ついつい思っています


「 騒ぐカラスに
  石投げつけりゃ
 それてお寺の
  鐘がなる 」


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字