2014年11月21日

0badeacf.jpg「 大きな角をした荷を引くトナカイ
 角は背中の上まで伸びていた
 黒いトナカイ
 最初の一キロは
 トナカイの頭を後ろに
  引っ張っておこうとした
  でも手をゆるめると
  トナカイは頭をもたげ
  すると周りに雪が舞った
  トナカイは叫んだ:
  走らせろ 走らせろ
  もし俺についてこられるものならば
  皆は道端のように取り残された 」

( 「荷を引くトナカイのヨイク」伊勢丹HPより )


今月の新宿伊勢丹店前のギャラリーは
とても充実した内容になっています

太陽の新生を祝う“冬至祭”がキリスト教に
取り入れられクリスマスの行事が
生まれてきたとはよく知られていますが。。。

クリスマス・シーズンが近づいた今
新宿伊勢丹店前のギャラリーには
北欧先住民族サーミ(Sapmi)の人々と
彼らの無伴奏の民族音楽ヨイク(Yoik)が
絵本作家ミロコマチコさんの作品を通して
展示されていて一見の価値があります

新宿まで足を伸ばせない方もご安心下さい
伊勢丹HPを訪問したらギャラリーが見られます
加えてヨイクの歌声までお聴きになれるように
なっています

唄われている言葉も内容は分かりませんが
じっくり耳を傾けていると一年に200日以上
雪に閉ざされた激寒の地に永く生き延び
万物に宿る精霊を信仰してきたサーミの人々の
自然と生き物を謳歌するかのような
独特な力強い声がしみじみ伝わってきます

ギャラリーを眺めながらヨイクを聴いていて
私はもう見ることの出来なくなった
アイヌの人々の暮らしとカムイユーカラを
ふと思い浮かべてしまいました

トナカイ遊牧を続けるサーミの人々が
八つの季節「春冬」「春」「春夏」「夏」
「秋夏」「秋冬」「冬」を区別しながら
極北の厳しい環境に適応して生き延びて
きたことも今回初めて知りました

いったい彼らはいつまで彼らの暮らしを
守り継いでいくことが出来るのか?

これでもかこれでもかと地球を痛めつけ
環境を破壊し傲慢な暮らしをしてきた
私たちが答えなければならない問いだと
私は感じています

“Life is a Gift”
(せかいのすべてが、おくりもの)

と綴られた旗が展示とともにはためいて
いましたが

生きとし生けるものの多くの“贈り物”を
横取りし続けてきた私たちがそれを
彼らや地球にお返しすることが本当に
出来るかどうかが問われています


今日も一日
みんな?
笑って
微笑んで


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