2014年08月27日

6bc3aa01.jpg米倉斉加年さんが亡くなった
というニュースが報道されていました

米倉さんといえば、珍しく私が好きになり
毎日欠かさず見ていた朝の連続テレビ小説

「ちりとてちん」

で主人公の祖父の役で楽しませてくれたのが
新鮮な記憶として残っていました

いつだったか、「徹子の部屋」に出演したとき、
長年舞台で共演した森光子さんのことを
ほめちぎってばかりで自分のことは
何ひとつ語ろうとしなかったのが印象的でした

人は、
自らを語ることがなくても、他人(ひと)を
語っていても、何を話していても、自ずと
人柄がにじみ出てくるものだとそのとき
強い感銘を覚えたものです

米倉さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます


合掌

今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

追記:

米倉さんは
俳優として名脇役だったにとどまらず、
絵筆もとる絵本作家でもありました

『おとなになれなかった弟たち・・・・・・』

は太平洋戦争中、赤ん坊だった弟ヒロユキさんの
ミルクをひもじさのあまり盗んで飲んでいた筆者が
栄養失調で死ぬに至った弟への鎮魂の想いを
込めて作った作品です

今ごろ米倉さんは弟のヒロユキさんと
再会を果たしていることだろうと思います

作品から少しばかり抜粋引用しておきます


。。。弟は生まれてまもないのですが、
いつも泣かないでひとりでおとなしく
ねていました。。。

弟のヒロユキには、母のおチチが
食べものです。母はじぶんが
食べないので、おチチがでなくなりました。。。

ときどき配給がありました。ミルクが一かん、
それがヒロユキのたいせつなたいせつな
食べものでした。。。

ぼくはかくれて、ヒロユキのたいせつ
なミルクをぬすみ飲みしてしまいました。。。

ぼくにはそれがどんなに悪いことか、
よくわかっていたのです。
でもぼくは飲んでしまったのです。。。

ヒロユキをおんぶして、ぼくはよく川へ
遊びにでかけました。。。

ヒロユキは病気になりました。。。。

十日間くらい入院したでしょうか。。。

ヒロユキは死にました。。。

暗い電気のしたで、小さな口に
綿をふくませた水を飲ませた夜を、
ぼくはわすれられません。
泣きもせず、弟はしずかに息とりました。。。


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