2014年07月28日

0ac330ad.jpg「 鏡よ 鏡よ 鏡さん、
  世界で一番美しいのは誰?」


先日、体験したばかりなのですが
電車に座っていたら後から乗ってきた
若い女性が私のちょうど真ん前に座りました

すると、女性はすぐに大きな手鏡を出して
自分の顔をじっくり見始めました
しばらくして満足したのか手鏡を
バッグにしまったのでこれで終わったのか

と思ったら今度はお化粧袋みたいなものを
取り出し小さな鏡でまた顔を見始めます
それも終わって、やれやれと眺めていたら
なんとなんとまた別の鏡らしきものを
取り出してきては“飽きず”に
また顔を眺め出しました

私はもう異星人に遭遇したかのように
びっくり、ぎっくり、しゃっくりでした

だって、鏡というのは大概どれを使っても
映る自分の顔に変わりはないはずですよね

そこで、私がふと思いついたのが、彼女は
とっかえひっかえ鏡に白雪姫の継母のように
誰が一番美しいのか執拗に尋ねていたのだろう
ということでした

「松山鏡」という落語があります

鏡など一切無かった村で親孝行の息子が
鏡を鏡と知らずお上からの褒美を授かりますが
この鏡のせいで仲睦まじい夫婦が大喧嘩になる
という筋書きです

鏡なんかなくたって、いや、ない方が
私たちはきっと幸せに暮らしていけます

電車の女性も鏡を捨て去ってしまえば
もっと心穏やかにもっと“美しく”暮らして
いけるような気がして私は仕方ありません


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


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