2011年10月16日

cb7e3853.jpg都内の寄席にも行きますが場末の寄席にも顔を出します

無理しても30人が限界の座敷を高座に仕立てた寄席があって出かけます

焼肉店のご主人女将さんの尽力と人柄で25年続く寄席、温かく懐かしい不思議な空間

こんな席は昔はあちこちにあったようですがすっかり減りました

知らない者同士が普段着で一緒に笑う場には特別の意義があます

今回の演題は。。。

○ 三遊亭京楽
「巌流島」
○ 立川談之助
「お茶汲み」
○ 三遊亭京楽
「浜野矩随(はまののりゆき)」

ばか笑いさせるだけが落語じゃない!どうしようもなくて泣いてしまう噺もたまらなくいい

浜野矩随もそのひとつ、京楽の噺に涙を流しました


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

余録:
『浜野矩随』の噺
腰元掘りの名人の息子矩随は箸にも棒にもかからぬ下手くそ彫師。父親の時代から取引のある骨董屋若狭屋は義理で駄作を山ほど買い取っていたが堪忍袋の緒が切れて死ねと罵倒。悔しさ悲しさで矩随は母親に嘘をついて自殺を決意 死んで構わぬからその前に観音菩薩像を彫ってくれと母親が頼む 三日三晩不眠不休で矩随は観音菩薩像を彫り上げ、母親のたっての願いで若狭屋に法外な値段で売りに行くが、その間に母親は首をかき切って。。。


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