2011年09月24日

8fc551ec.jpg水は時に津波となりあるいは大雨になって私たちの暮らしに甚大な被害を与えます

しかし水は私たちにとってかけがえのない命の源でもあります

大岡信が故郷の静岡県三島を想って『故郷の水へのメッセージ』という題で詩を書いています

「 地表面の約七割は水
  だからだらう 人体の七割も水
  われわれの最も深い感情も思想も
  水が感じ 水が考えてゐるにちがひない

  水が地下から躍り出るこの湧水は
  地球の子である生きものにとつて
  母なる大地の乳ほとばしる
  最初の吸ひ口 
    ・
    ・
    ・   」

三島は豊かな“水の町”です

富士山に積もった雪がとけ地下に伏流しいつか清冽な湧き水となってあらわれてくる“真清水(ましみず)の町”です

詩人は不思議なことを発見するものだと読んでみて感心します

なるほど

私たちが考えているのではなくて、水が私たちに代わって考えているのです

私たちが私たちというよりは水が私たちそのものなのです



今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


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