2014年08月

2014年08月26日

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「 象潟(きさかた)や
  雨に西施(せいし)が
  ねぶの花 」
     (松尾芭蕉)


若いのに珍しく日本酒が好きだという友人を
連れて肴と酒の美味い店に行ってきました

四谷しんみち通りにある秋田料理の

「太平山酒蔵」

という家庭的な店です

この店に辿りつく前に喉をうるおすため
一杯だけ飲んでいたのですが秋田料理が
食べたくなり久しぶりに暖簾をくぐることに
したのです

週末だったのでお客さんもそれほど多くなく
囲炉裏端の椅子を占領してまるでわが家に
戻ったかのようにくつろぎしこたま酒を
飲んでしまいました

「太平山きもと純米」「きもと純米 神月」
「太平山樽酒」までは覚えていますが
ほかの銘柄の酒も加えてとっかえひっかえ
お代わりもしながらよく飲んだ、よく飲んだ!

吉田健一は
酒を飲むときにはしこたま飲まねばならなぬ
という主旨の文をどこかで書いていました
酒に呑まれた私の頭はそれを忘れずに
氏の教えを忠実に実践したのであります

友人との話も愉快だった、面白かった

ひとつだけを紹介すると。。。

奥会津の山里にある寺の住職の五才になる
息子がお堂で大人の腕ほどはあろうかという
太い白蛇に遭遇、今にも噛まれそうに
なったそうです

家族は驚きうろたえたそうですが
それを聞いた住職は少しも慌てず騒がず
長いお経を白蛇の前で読み出したというのです
ピンと張りつめた時間がしばらく過ぎたあと
白蛇は大人しく踵(きびす)を返し
そこを去って二度と現れることが無かった

という話です

この住職は私の尊敬する禅僧で現在は
白蛇に睨まれた息子が住職を継いでいます

今回は
酒に呑まれ頭でおぼろげな記憶を辿って
書いてみました


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

追記:

肴は記憶に残っている限りでは以下の通り

○ お通し(げその揚げだし)
○ 秋田阿仁川のあゆの塩焼き
○ 新じゅんさい
○ 象潟(きさかた)の岩ガキ
○ いわし刺身の木の葉造り
○ いかとんび串焼き
○ のどくろからあげ
○ とんぶりと山芋千切り
○ 稲庭うどん


すべて美味かった

感謝!多謝!


2014年08月25日

81246987.jpg「 ヤットサー ヤット ヤット
  一かけ 二かけ 三かけて
  四(し)かけた踊りはやめられぬ
  五かけ 六かけ 七かけて
  八(や)っぱり踊りはやめられぬ
  ヤットサー ヤット ヤット 」



野暮用あって先週末出かけていた
新高円寺でちょうどその日

「東京高円寺阿波おどり(第58回)」

の祭りがあることを知って用事を
済ませたあとしっかり楽しんできました

初めて見ましたが大勢の人出で祭りは
大盛り上がり、実に面白かった

パンフレットから少し紹介すると

参加している連(グループ)は
地元の高円寺からは29連、
はるばる徳島からが7連、
一般参加が71連、総勢107連

それぞれの連は

高張提灯(タカハリ)を先頭に、
女踊り(編笠、手甲、帯、おはしょり、下駄)、
男踊り(団扇、浴衣、法被、印籠、小袋、足袋)、
そして
お囃子(笛、大太鼓、締め太鼓、三味線、鉦)

が最後に続く構成になっています
女踊りと男踊りに混ざって子ども達も
大人顔負けの踊りを披露してくれます


私が見たわずかの連のなかでは

「天水連(徳島)」(正統派で美しかった!)
「天翔連(高円寺)」(まとまりがあった!)
「希望連(一般参加)」(障害者の方々が主役!)

が印象に残りました

ついつい私も“踊る阿呆”になって私も
参加したくなりました、ああ、楽しかった!


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

追記:

特記しておきたいことがひとつあります

連の間に挟まってチームハピネネスという
集団が会場に出てくるゴミ回収をしていたこと

徳島出身の若者が始めた活動らしいですが
好感のもてるボランティア活動です


2014年08月24日

dafd3ff9.jpg    【ひこうき】

「 ひこうきの つばさ
  ナイフみたいだ
  ごめんね そら
  いたいだろ

  でも がまんして
  おとさないで
  あかちゃんも
  のっているから 」
       (谷川俊太郎)



二十四節季には
古人の知恵が込められています

処暑が過ぎ
朝晩はすっかりしのぎやすくなり
昼間の暑さも薄らいできました

私の体がそれを一番喜んでいます

空に浮かぶ雲も
秋の装いに衣替えしつつあります

ひまわりの真上に
飛んでいた真夏の飛行機が残した雲と
ひと味違う雲を描きながら
飛行機が飛んでいきます


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2014年08月23日

7746b5b2.jpg今日は処暑

熱帯に変わってしまったかに思える暑さも
和らいでいく段取りのはずですが。。。

さて、今週の月曜日
なじみの店に行くと夏休みの貼り紙があり
閉まっていたので仕方なく帰り道にあって
気になる居酒屋店に初めて入ってみました

そこで私は驚くべきものを発見しました

店内中央に四人掛けのテーブルがドンと
あるのですが、上が透明になっていて中に
何枚かのお札が引っかかっています

何だろうとよく見てみたらこのテーブルは
なんと神社にある賽銭箱ではありませんか!

まさか、夜陰に乗じて店長が盗んできた
というわけではないでしょうね?

店にはお客さんも随分入っていて神様の罰が
当たっている様子はなく少し安心しました

それにしても、
古くなった賽銭箱を引き取って再利用する
という着想にはいたく感心してしまいました!

ちなみに店内の他のテーブルは全部が
黄色のビールケースを重ねた安い作りです

この落差がまたいいですな

今回は少しだけ飲んで失礼しましたが帰り際
賽銭箱に少しばかりのお釣りを入れてきました

これで酒の神様もまた美味い酒を私に
授けてくださることでしょう

居酒屋で酒を飲みながら神社に参れるという
霊験あらたかな稀有の経験が出来ました

有り難や!有り難や!


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

余談:

伊勢神宮は20年ごとに建て替えて神座を
遷すことはつとに有名ですが解体された
社殿の古材はそのまま別の神社で使われたり
鳥居になったり表札に再利用されたり
して最後まで命を全うします

“勿体ない”の考え方は日本には
昔からあって居酒屋のお賽銭箱も
その流れにあるわけですね

めでたし!めでたし!


2014年08月22日

d8c7643c.jpgあまり知られていませんが今日(8月22日)は
チンチン電車の日です

残念ながら今はもうなくなってしまいましたが
私が生まれ育った福岡には昔チンチン電車が
走っていました、博多どんたくの時には
夜になると電飾した“花電車”が市街を走り
子ども心にもワクワクして見ていたものです

TDL(東京ディズニーランド)の電飾パレード
みたいに派手ではなかったけれど
素朴で手作り感があって懐かしかったなあ

学生時代には下宿のそばに都電荒川線があって
大塚駅そばの映画館に3本立て映画を見に
行くのにいつも使い大変お世話になりました

社会人になってからは世田谷のボロ市に
出かけるのには東急世田谷線を使いますし
鎌倉に足をのばすときは毎回江ノ電に
乗っています

そう言えば、今回の豪雨と土砂崩れの災害で
いま大変な広島を昔訪れたときにも
チンチン電車に乗りまくって遊んだものでした


効率優先の都会ではのろのろ走る電車は
足手まといで敬遠されがちでいつの間にか
自動車が道路を席巻する社会に変わって
しまいました

でも狭い日本なんだからチンチン電車を走らせ
自転車専用路も作ってそれぞれ共存させたら
どんなにか健全だろう
どんなにか長閑(のどか)だろう

とつい年寄りの世迷い言が出てきます


「 人生はのろさにあれ
  のろのろと蝸牛のようであれ 」
       (山村暮鳥)


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

余談:

今日の日のために新宿の末廣亭で
紙切りの林家正楽にチンチン電車を
切ってもらってきました

初めて切るんですと正楽は困った顔を
していましたが、出来上がった作品は
さすがに見事なものです!