2014年06月

2014年06月25日

6e0bd5e5.jpg「 み仏は
  風の如く
  花の如く
  随時随所に
  そのみ声を
  み姿を
  現し給う 」
     (坂村真民)


写真をご覧になっても何なんだろうかと
思われる方もおいでだと思います

堀之内妙法寺で見かけたソメイヨシノの樹です

両手を広げてちょうどくらいの直径で
どっしりと立派な樹幹なのですが
表面にコケ類シダ類が密生していて
ソメイヨシノの樹幹なのかそれさえ
よくわからないくらい

こうなるとソメイヨシノがコケ類シダ類を
養っているのではなくて共生しているようで
全体がひとつの命のように思えてきます

このような例は周りにいくらでもあります

反芻を繰り返す牛の胃袋には数百~数千兆の
腸内細菌がいてあたかも小宇宙のように
複雑な生命のいとなみがなされています

実は人間様もこの牛の胃袋とまったく同じ

人間の腸内にも少なくとも100兆おそらくは
300~400兆の細菌がいるだろうとさえ
言われていてこれら細菌が住まっていて
生きているおかげで人間も生かされている
と言っても過言ではないのです

腸内だけでなく身体表面もは菌まみれ菌だらけ
いわゆる常在菌といわれる菌たちのお陰で
人間の身体は守られ肌も保護されています

現代人は、
滅菌だ殺菌だ除菌だと異常なほどに
無菌状態を志向していますがそんな事は
土台無理だし馬鹿げた話なのです

だから、
私は僕はなどと自分の力で生きているんだと
偉そうなことを考えるヒマがあったら
目に見えぬ菌たちに手を合わせお礼を
申し上げないときっと罰が当たります


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2014年06月24日

822b600d.jpg「 又一種玉蜀黍(なんばんきび)と云ふあり。
  種ゆる法前に同じ。其粒玉のごとし。
  菓子にすべし。是も早くうゆるをよしとす。
  遅ければ風難あり。且實りも少し。
  是又肥地を好む。瘠地には實らず。
  根より出づるひこばへを去る事前に同じ。」

 (『農業全書』巻ノ二「蜀黍(もろこしきび)」 より 111頁 )


欧州にコロンブスが持ち帰ったとうもろこしは
ポルトガル経由で日本に伝来したらしいですが
宮崎安貞の『農業全書』にもしっかり記されています


さて、

週末に、今年も九州の親戚からトウモロコシが
宅配便でどっさりと送られてきました

毎年ちょうどこの時期に届けてくれるですが
朝採りのトウモロコシを何本か取り出して
茹でて食べるのが年中行事になっています

随分食いしん坊みたいで恥ずかしいですが
なんとも言えない甘さが口いっぱいに広がり
一本くらいはあっという間に腹におさまります

二回目は
焼いてみますがこれがまた香ばしくて美味い!

自分で作っているとうもろこしを毎年忘れずに
贈り物で届けてくれる従兄弟の親切に
ただただ感謝多謝です

何をお返しにいたらよかろうかといま思案中

ちょうどいい機会ですから、この梅雨の時期
雨読に読み返していた山村暮鳥の詩集から

とうもろこしが登場する詩を紹介ておきます

「 こどもよ、こどもよ
  焼けたら宙に放りあげろ
  とうもろこしは
  風で味よくしてたべろ
  風で味つけ
  よく噛(か)んでたべろ 」
     (『雲』「こども」から )

焼いたとうもろこしは風で味よくして
食べることを私は暮鳥から学びました

ご馳走さま


今日も一日
みんな?
笑って
微笑んで


2014年06月23日

0105da60.jpg日が随分長くなってきたなと思っていたら
先週土曜日(6月21日)は夏至でした

今年は何故か気にもしていなかったのですが
夏至到来のお祝いと、同日世界遺産登録が
正式決定した富岡製糸場を祝って

勝手に個人的祝杯をあげて盛り上がりました

いつもお世話になっている霧島酒造の商品で

「霧島 和風樽出し」

という芋焼酎を口開きして飲んだのであります

和風樽出しとあるだけあって杉の香りが
フワッと立ち昇ってきて何とも言えない
円やかさがあります
生で飲むと英国シングルモルトでも
飲んでるような気分になってまいりました

もちろん、水割りにしても益々美味い!

普段の庶民的な赤霧、黒霧とはまったく違う

わかめ、椎茸、もやしの和えもの、
それに油揚げをあぶって醤油をたらし

魚肴にして食べたら、もうそこは極楽、極楽!

あれっ、そうだった、そうだった

今回は、夏至到来、製糸場世界遺産登録の

祝杯をあげるのが目的でした

夏至に乾杯!
富岡製糸場に乾杯!


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2014年06月22日

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「 安治佐為(あぢさゐ)の
  八重咲くごとく 弥(や)つ代にを
  いませ我が背子
  見つつ偲ばむ 」
     (20-4448)(橘諸兄(たちばなのもろえ))」

( あじさいが八重に色どりを変え新しく咲くように、
  いつまでも健やかでいてください、あなた
  この花を見るたびに私はあなたをお偲びいたします )



あじさいは万葉の時代からあった植物です

私たちが現在使っている「紫陽花」という漢字は
どうやら白居易が別の花を呼んだのが誤って
使われるようになったようです

今日は久しぶりに朝からしっとりと梅雨らしい
雨が降っています

庭のあじさいを室内にお招きして
今日は万葉人も眺めたあじさいとともに
雨読の一日とします


2014年06月21日

37d3c7f9.jpg「 昔者(むかし)、荘(そう)周(しゅう)、
  夢に胡蝶(こちょう)と為(な)る。
  栩栩(くく)然(ぜん)として胡蝶なり。
  自ら喩(たのし)みて志(こころ)に適(かな)うか、
  周なることを知らざるなり。」
      (『荘子』「斉物論篇」より )



ご覧になれますでしょうか?

アゲハチョウとモンシロチョウとハチが
一緒に写真に写っているのですが。。。

小さ過ぎてやっぱり無理かも知れません

よほど美味な蜜でもあるのか薄紫色の花に
蝶が舞っていたのでそっと近寄り気長に待って
ようやくカメラにおさめることが出来ました

「胡蝶の夢」は有名な荘子の文章ですが
ひらひらと舞う蝶をひたすら追いかけて
カメラにおさめようと息をひそめていた私は
蝶ではなくてもまともな大人でないのは確かです

荘子は荘周が胡蝶であり胡蝶が荘周である
境地のことを物化、すなわち、万物の変化と
著していました

蝶の軽やかさとは正反対の私が蝶でないのは
明らかですが私が我を忘れ蝶のように
心軽やかであったことだけは事実です

万物の変化で私が次に蝶に生まれ変わっても
心軽やかに舞う準備が少し出来た気がします


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで