2013年01月

2013年01月31日

3b8a7d98.jpg「上善(じょうぜん)は水の若(ごと)し。水は善(よ)く万物を利して而(しか)も争わず」(『老子』)


水の素晴らしさを老子は見事に表現していますが、さすがに水の物理的性質までは触れてはいません

そのひとつが固体密度が液体密度よりも低いこと(この性質を持つ物質は無数(ではないですが)ある物質の中でも数種類しか地球上で存在しないのです

もうひとつが4℃で密度が最大になることです(これは水にしかない奇跡的な性質

この不思議で奇跡としか思えない水の性質のおかげで海から生まれ進化してきた生命が海中で凍ってしまうことなく(何故なら氷は浮いてしまうから)、また海底で4℃という温度が保たれたから(何故なら4℃の水が一番重くいつも海底にあるから)生命が保たれてきて現在の私たちがあるのです

田舎者の私が、このあいだ街を歩いていて入店したことのない宝石店の看板を見つけて、ふとこんなことを思い出しました

科学や物理の難しいことは忘れても、私たちが不思議な奇跡によって生かされていることをたまには思い出しておきたい、と思って書いてみました



今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2013年01月30日

fa8df83e.jpg三上(さんじょう)という古い言葉がありますがご存じでしょうか?

昔の人は考えるのに適した場所として、馬上(ばじょう)即ち馬の上(現代風にいえば通勤通学時の電車でしょうか)、枕上(ちんじょう)即ち寝床の中、厠上(しじょう)即ちお手洗いの三つをあげて、これを三上と呼んでいたようです


さて、わが家のお手洗いには毎年新しい地図つきカレンダーが貼られます

そこで私がつい最近考えたことが今日のテーマ

それは、大陸と島とはどう区別するのか?また海と湖と池と沼と水溜まりはどう区別されるべきなのか、という問題です

私なりに珍解答を考えついたのですが、皆さんのお楽しみをつぶさないようここでの紹介は差し控えます、ご用とお急ぎでない方は一度厠上で考えてみませんか

その代わりに小咄をひとつ

前日の豪雨で出来た水溜まりで釣り糸を垂れている男と通行人との会話です

(通行人)「こんな所で釣れるんですかねぇ?」

(釣り人)「う~ん、ときどきね」

(通行人)「今日は何匹釣れましたか?」

(釣り人)「そうだな~、あんたで三匹目かな~」


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2013年01月29日

d4629fff.jpgアルジェリア人質事件は日本人にとって最悪の悲しい結果をもたらしました

この事件でヨーロッパ諸国と日本の考え方の違いやわが国のエネルギー問題を改めて痛感しました(アフリカ大陸が過去ヨーロッパによって食い潰された歴史的事実も思い出します)

事件の真相を深く知る立場にはありませんが、怒りが怒りを呼び加速させてきた側面があることは否定出来ません(9・11も同じ理由があったでしょう)

高校生がジサツに追いやられた事件でも体罰教師に不遜な怒りがあったように思えて仕方ありません

直接の当事者ではない私に出来ることは

私の心に生ずる怒りの感情を根こそぎ取り除くこと

だと考えて実践しています

自分への怒り、まわりの人に対する怒り、遠い他人に対しての怒りすべてを消し去る


些事ですが、言うは易く行うは難し、簡単ではありません

でも怒りが消えるとき私の顔には穏やかな微笑みが育って世界が少し平和に向かいます

イケメンには生まれませんでしたが微笑んでいる私の顔は嫌いではありません



今日も一日
みんな
笑って
微笑んで

マンホールの雪だるまが雪を喜んで微笑んでいるのが見えますか


2013年01月28日

cd649d50.jpg最後の力を振り絞って千秋楽を白星で飾った高見盛がついに引退を発表しました

大相撲にあまり関心のない人でも永谷園のCMや、土俵での奇妙な仕草でロボコップと称された関取を一度くらいはご覧になったことがあるのではないでしょうか

大相撲には強い横綱も必要ですし、相撲巧者の安美錦みたいな関取もなくてはならないし、高見盛みたいなちょっと弱気でユニークな力士の存在も欠かせないものです(さらに呼び出し、行司もいなければ大相撲の絵は完成しませんね

両国国技館で観戦するたびに驚いたのが高見盛への声援の多さで最後まで横綱や三役力士に負けていませんでした

初場所は15日間驚異的な集中力とスピードで強い相撲で駆け抜けた日馬富士が横綱白鵬まで圧倒して全勝で優勝

私の故郷出身の新小結松鳳山はさんざんな成績金星をあげた前頭筆頭妙義龍も負け越し期待の関脇豪栄道の大関とりも振り出しに大関復帰を期した関脇把瑠都も残念な結果に

若手の高安が敢闘賞を受賞したことが少し明るいニュースでしょうか


日馬富士、おめでとう
高見盛、ありがとう



今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2013年01月27日

626dc7fa.jpg全国旨いもの展で会津柳津(やないづ)の「あわまんじゅう」が実演販売されていたのでつい買ってしまいました

美女の誘惑に負けることはありませんが(というより私の長い人生で一度もありませんでしたが)会津柳津の「あわまんじゅう」と福岡大宰府天満宮の「梅ヶ枝餅」の“甘い”誘惑には勝てません


霊厳山圓蔵寺(福満虚空蔵尊)で毎年1月7日に行われる「裸祭り」をいつか一度は見に行きたいなあと願いながら食べます
(タイムマシンで十代に戻れるならば私も「裸祭り」に参加したいくらい


あっ

人は饅頭のみにて生くるにあらず

柳津には斎藤清美術館という町営の版画館もあります

雪に埋もれた民家と柿が描かれた「会津の冬」の版画は、どなたもどこかでご覧になったことがあるのではと思いますが、それはおそらく斎藤清の作品です

福満虚空蔵尊から下方に見下ろす只見川もいいのですが、美術館で横から眺める只見川の景色も私は好きです(斎藤の作品にもあります)


それでは、皆さまが“災難にあわまんじゅう”なことを願って、いっただっきま~す


今日も一日
みんな
笑って
微笑んで