2011年07月

2011年07月31日

野村克也さんがまだ現役監督だったころインタビューに答えてこんなことを話していました

「「失敗」と書いて“せいちょう(成長)”と読みます」

失敗を繰り返しながら成長していく若い選手を叱咤激励して育てた監督らしい読み方だと感心したことがあります?

そのとき私も早速まねをして「成功」と書いて“ゆだんたいてき”と読んで遊んでみたりしていました


そして、つい最近これはいいなという漢字と読み方を思いつきました

「欲望」という漢字の読み方です








“ないものねだり”と読ませてみたのです

放っておけば欲望は限りなく広がり増え続ける性質がありますそのままにしていたら叶えられるものも底をついて“ないものねだり”になってしまいます

ないものねだりをしている自分に気づけば龍安寺のつくばいに刻まれた吾唯知足(吾れ唯だ足るを知る)にも少しは近づけそうな気がします



今日も一日
みんな?
笑って
微笑んで


2011年07月30日

SF作家の小松左京さんがお亡くなりになりました

作家というよりは、あの大きな体中が知的好奇心で溢れていて、それでいて子供のような無邪気な笑顔が絶えなかった文明論者だったと思います

たくさんの知的刺激を受け勉強させてもらいましたありがとうございました?


報道によれば

「 この危機は乗り越えられる 日本は必ずユートピアを実現できる 日本と日本人を信じている 」

と最後まで希望を語っていたそうです?

いまの日本をこのまま沈没させてしまうのか、あるいは未来の世代のためにユートピアの礎(いしずえ)を築くことが出来るかどうかは生きている私たち大人ひとりひとりの責任です

山火事を前にして、わずかながらの水を何度も何度も運んで消火につとめた小さなハチドリのような存在でありたい、と私は願います

小松さんのご冥福をお祈りします?

合掌



今日も一日
みんな?
笑って
微笑んで


2011年07月29日

むかしからの桑田佳祐ファンです

DoCoMoのCMにも出てこられるくらい元気になってよかった?


その桑田佳祐のTSUNAMIが生まれ変わって登場しました?

東北大震災の津波被害もありなかなか聴くことも出来なくなったなあと思っていたのですが。。。

菅原洋一がカバーした曲としてYouTubeで見て聴くことが出来ます

被災者の方々の鎮魂歌に生まれ変わっています映像を見ながら歌を聴きながら涙が出てきました

桑田ファンの方は一度ご覧になってはいかがでしょうか


合掌?

今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2011年07月28日

2c7532d8.jpg名は体を表すといいますが、私の場合はささやかな願いをこめて自分の名前をつけました

奇妙な「定張豚(さだはりぶた)」という名前を不思議に思われた方々にご質問いただきましたこの機会に簡単にご説明しようと思います

ここから先は、ご用とお急ぎのない奇特な方だけでもおつきあいいただければ有り難いです?

さて。。。

ウグイスの鳴き声そっくりな法華経(ほけきょう)というお経があります

このお経の中に常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)という菩薩さまが登場します(28章あるお経の20番目)

この菩薩さまは本名(サンスクリット語)をサダーパリブータといいます

私の名前は、このサダー(定)パリ(張)ブータ(豚)から付けたものです

軽んじられながら、石を投げられながら、棒で打たれ追われながら、この菩薩さまは出会うすべての人々に

「私はあなたを決して軽ずることはありません?あなたは菩薩の行をおこなって仏になられる方です?」

と合掌礼拝し続けた菩薩さまでした

法華経に深く帰依していた宮澤賢治の『雨ニモマケズ』の中にも常不軽菩薩の影を私は見てしまいます

という訳で、サダーパリブータの爪の垢でも煎じて飲みたいという願いをこめて名前をつけました

そして仏になられるすべての人々が「みんな、今日一日、笑って、微笑んで」過ごせるように毎回結びの挨拶を添えるようにしました

変な名前でご迷惑をおかけします?皆さんには、「定」とでも、「定張」とでも、あるいは、ただの「」とでも、呼んでいただければ幸いです

それだけで私は木にも登らん気持ちになります



今日も一日
みんな
笑って
微笑んで


2011年07月27日

自分ではまともな日本語は使えないのに美しい日本語を聞くとなんだか自分のことのように誇らしくなります

つい最近、黒柳徹子さんが人に贈り物を差し上げながら「お納めください」と話しているのをいい言葉だなあと感心しながら聞いていました

徳岡孝夫さんの文章にも台湾人の瀬戸物屋のオバサンの話す日本語の美しさにびっくり仰天したエピソードがありました確か徳岡さんの奥様とのやり取りのなかで「あら、それがお気に召しませんやうなら、こちらに色違ひのがございます」という言葉で対応をされて驚いたというものだったと記憶しています

母国語でないはずの日本語を日本人よりも美しく話す外国人も最近増えてきています感性の豊かさや細やかな気づきが言葉とともにありそうです

言葉は生き物だから時代とともに日本語が変わっていくのは当然ですが、丁寧で美しい日本語が気のせいか少なくなってきたようでさびしい気がします

文は人なり 言葉は人なり

他人事ではなく私事として肝に銘じ気をつけなければなりません



今日も一日
みんな
笑って
微笑んで